不労所得を月10万稼ぐメソッドの探求。ただしリスクは低めで
不労所得を得ることを実現していくためにそのメソッドを探求していきます。あなたはどのようにして月10万の不労所得を得ようと考えていましたか?今回は如何にして月10万の不労所得を得ていくかを具体的に考察していきたいと思います。
不労所得を月10万稼ぐことってどういうことなのか
月10万の不労所得を稼ぐということは、10万×12カ月=120万/年、という数字がでてきます。これを月10万ずつ稼ぐのか、それとも60万円を半年に1回ずつ稼ぐのか?
僕の場合は、お金の入ってくる周期ではなく年間120万にこだわりを持っています。そして出来るだけリスクは低く運用していきたいと考えています。けれどもリスクとリターンは基本的に比例関係にあるためローリスクであれば当然ローリターンになります。
不労所得で月10万を実現。リスクはどこまで?
つまる所投資の本質は、このリスクとリターンとのバランスをどう取るのか?という点に集約されます。
そして僕やあなたが取っていくリスクは資本(投資資金)の増加と反比例して減少させることができます。そのため資本主義社会では、お金を持っている人が有利であるという事実はこの様な面からも読み取れます。
このようなお金を如何に運用して増やしていくか、ということを大多数の日本人は意識していません。また意識する事をどこか悪い事のように考える人も多いです。
また初期投資資金が少ない人ほど大きなリスクを取りがちです。例えば資金10万円の人が不労所得を得たいと考え、投資して仮に年利10%の運用をしたとして年間1万円です。月に直すと約830円です。
果たしてこの830円という金額に満足できるでしょうか?
僕は満足ができません。できれば月に1万円位は欲しいと考えます。しかし、投資額10万円で月1万円を望むなら、年利120%必要になります。
多くの人が株式やFXで大切な資金を溶かし、失ってしまう原因はこれです。余りにも大きなリスクを取り過ぎていることに気付かぬまま若しくは知りつつ走り出して、途中でリタイアしていきます。
投資はギャンブルではありません。しかし投機と投資の境界は簡単に超える事ができてしまいます。リスクとリターンのバランスがややもすれば簡単にとれなくなり、大きな損失や最悪全額消失する可能性もあります。
月10万を稼ぐために利回りを考える
では月10万稼ぐためにはどの程度の利回りを期待するべきでしょうか。まず年利20%という数字がどれだけすごい数字であるかを理解する必要があります。
年利20%という数字を毎年出せるようなファンドはそうそうないです。もしそのようなファンドをあなたが見つけたら無謀なリスクを取っていないか商品の中身を吟味してみましょう。
当り前の金融リテラシーを持てばたやすくおかしな話である事がわかります。(すべてのファンドが怪しいとはいえません。それを確認するためにも何に対してどのような投資をしているのかをしっかりと把握するくせをつけましょう)
そのため通常の資産運用であれば、年利10%はかなり優秀な数字であります。僕の場合は7%程度は最低でも確保するようにしています。
上記のように考えを深めていくと資本金をある程度の金額まで貯めてから投資するか、それとも無理のない範囲で毎月積み立て投資をしていくか、という所までは容易に思考がおよぶと思います。
月10万の不労所得を稼ぐことはインカムゲインで実現できるか?
仮に年利10%を実現するポートフォリオを組めたとして、インカムゲイン(配当金や分配金による収益)はどの程度になるのでしょうか。
年利10%の場合
資本金100万→年10万→月8300円
資本金300万→年30万→月25000円
これでもまだまだ月10万円には、届きません。すでにおわかりと思いますが、年利10%縛りで月10万を実現するためには、
資本金1200万→年120万→月10万、となります。
結論がでてしまいましたが、資本金が1200万あれば月10万は実現までそんなに遠くはありません。いかにリスクを抑えつつ年利10%を実現するポートフォリオを組むか?ということを考え、行動に移して行けば不労所得で月10万は目の前です。
でも僕を含めた多くの日本人は、投資に最初から1200万円をつぎ込めるほどの資金力がありません。お金持ちが取らなくて良いリスクを僕のような貧乏人はある程度積極的に取る必要があります。
月10万稼ぐことを目指してキャピタルゲインを取入れる
一つの解決策としてインカムゲインとキャピタルゲイン(株式の値上がり益等)を組合せてポートフォリオを組めば年利を20%まで持っていく事ができる可能性があります。けれども、もちろんリスクは増加します。ここではもう少し頑張って仮に年利25%を目指した場合を考察します。
◎年利25%の場合
資本金100万→年25万→月20830円
資本金300万→年75万→月62500円
この年利25%を実現するためには、年利10%のインカムゲインでの運用益と年利15%のキャピタルゲインを実現することで達成可能です。もしインカムゲインの割合を減らすなら、その分キャピタルゲインを増やす必要があります。
・資本金100万の場合
50万を債権投資等のインカムゲインに、残り50万を株式の値上がり益を期待したキャピタルゲインに振り分け投資を行ったとして、
インカムゲイン→5万(年利10%)
キャピタルゲイン→15万(年利30%)
となり、キャピタルゲインの年利30%についてかなり苦しい展開が予想されます。
・資本金300万の場合
仮に200万をインカムゲインに100万をキャピタルゲインに振り分けて投資を行った場合、
インカムゲイン→20万(年利10%)
キャピタルゲイン→55万(年利55%)
上記のようになりますが、このようなポートフォリオでは破綻しかねないので、見直します。
インカムゲイン→10万(年利10%)
キャピタルゲイン→65万(年利32.5%)
この組み合わせで年利25%を達成できます。ちなみにキャピタルゲインで年利32.5%を達成するとは、1000円で買った株式を1325円で売却できれば達成です。これを年に1回行えばクリアです。
もしくは、1000円で買った株式を1110円で売却することを年に3回達成できれば、年利33%となり同様に目標達成となります。
しかしまだ月10万を達成する事ができません。月10万稼ぐことはお金持ち以外には不可能なのでしょうか?
月10万の不労所得を複利運用で目指す
資本金が現状不足しているのなら、時間を味方にした運用をするしかありません。つまり複利による運用を行います。
先ほどの年利25%の例の場合、1年目はうまく運用できたとして375万になります。そして2年目は1年目の利益を上乗せして運用を行うため、うまく運用できたとして2年目末には、375万×1.25=469万になります。3年目は更に2年目の利益を上乗せと、雪だるま式に金額が大きくなっていきます。
因みに3年目末は、469×1.25=586万。4年目末は、586×1.25=733万。5年目末は、733×1.25=916万、となり5年の歳月をかけることで1000万円の大台が見えてきます。
僕やあなたの目標は月10万である年間120万の不労所得です。そのためにもう少し頑張って運用する必要があります。6年目末916×1.25=1145万、7年目末1145×1.25=1431万となり、6年目から7年目にかけて目標額の1200万に到達します。
そして1200万の資本金があれば、年利10%の投資を堅実に行うことで月10万の不労所得を稼ぎ続ける事が出来ます。
不労所得を月10万稼いでいくために資本を築こう
今回は不労所得を月10万実際に稼いでいくための一つのメソッドをお伝えしました。投資によって効率的に資産を増やして行こうと考えた時に、単純に資本が大きい方が順調かつ低リスクに増加させることが可能です。
そのため今回お伝えした投資による資産の増加ということだけでなく、本業の収入のうちから毎月積み立て投資をする方法やもしボーナス等のまとまった収入がある方の場合は、そのお金を使いたくなる衝動をグッと堪えて投資に回す事ができれば不労所得生活までの期間は飛躍的に短縮されます。
ただ、投資の世界にこれといった答えは無いので、あなたがこれが自分に最適だ。という不労所得で月10万へ、若しくはそれ以上のお金を得るステージへ至るためのメソッドを確立する必要があります。そのための参考にこの記事がなればいいなと思います。